こんにちは、HAGU CAFE のまりえです🐾 最近、地震がちょっと多くて落ち着かないですよね…。我が家はハリネズミにデグー、フクロモモンガ、シマリス、セキセイインコと、にぎやかな大所帯。「もし今、大きな地震がきたら、この子たちをどう守ろう?」と、ふと不安になることがあります。
正直なところ、私自身も大きな災害を経験したことはありません。でもだからこそ、何も起きていない“今”のうちに備えておくことがいちばん大事だと思っています。とくに小動物は、犬や猫とはちょっと違う備えが必要なんです。
この記事では、家の中の地震対策から、停電したときの温度のキープ、用意しておきたい持ち出し品、そして「避難」の考え方まで、エキゾチックアニマルの飼い主さん向けにまとめました。一緒に少しずつ準備していきましょうね。
目次
- 小動物の防災が「犬猫と違う」3つの理由
- 【家の中編】今日からできる地震対策
- 【停電編】いちばんの命綱は「温度」
- 【備蓄・持ち出し編】用意しておきたいものリスト
- 在宅避難? 避難所? 「避難」の考え方
- 動物別・防災のワンポイント
- まとめ・防災チェックリスト
小動物の防災が「犬猫と違う」3つの理由
防災というと犬や猫の情報が多いですが、ハリネズミやデグー、フクモモなどの小動物には、その子たちならではの注意点があります。まずはここを押さえておきましょう。
- 温度管理が「命綱」:多くのエキゾチックアニマルは、自分で体温をうまく調整できません。停電でエアコンやヒーターが止まると、暑さ・寒さがそのまま命に関わります。これが最大のリスクです
- エサが救援物資では手に入らない:避難所に届く支援物資は人間用が中心。小動物用のペレットや専用フードはまず手に入りません。普段のごはんは自分で多めに備えておく必要があります
- 音・ニオイ・揺れに敏感で、脱走しやすい:小さな体は驚いたときの逃げ足が速く、地震の揺れでケージが倒れて扉が開くと、あっという間に行方不明に。避難所のような騒がしい環境も大きなストレスになります
この3つを頭に入れておくと、「何を備えればいいか」がぐっと見えやすくなりますよ。順番に見ていきましょう。
【家の中編】今日からできる地震対策
まずはお金をかけずにできる、ケージまわりの安全対策から。大きな地震がきても、ケージが落ちない・倒れない・開かないようにしておくことが第一歩です。
① ケージは「低い位置・倒れない場所」に
背の高い棚の上やキャスター付きのラックの上は、揺れで落下する危険があります。できるだけ低くて安定した場所に置きましょう。ケージの上に物を置かない、近くに倒れてくる家具がないかも見直しを。背の高いケージは、突っ張り棒やL字金具で家具・壁に固定しておくと安心です。
② 扉とフタは「ロック」で脱走防止
地震対策でいちばん見落としがちなのが脱走です。揺れで扉が開いたり、ケージが倒れた拍子に隙間ができたりすると、パニックになった子が飛び出してしまいます。扉には結束バンドやナスカン(カラビナ)でロックをかけておくと、ちょっとの衝撃では開きません。回し車やステージなど、ケージ内のパーツもしっかり固定を。
③ ガラス水槽・陶器は「割れる」前提で
ガラス水槽やアクリルケース、陶器のハウスは、落下や転倒で割れる可能性があります。割れたガラスでケガをしたり、そこから脱走したりすることも。滑り止めシートを敷く・低い位置に置くなどで落下を防ぎ、近くにガラス製品をたくさん置かないようにしましょう。
💡 店長より
「うちの子は普段おとなしいから大丈夫」と思っていても、地震のときはまったくの別物です。びっくりした子は、想像以上の力とスピードで動きます。“脱走させない作り”にしておくのが、迷子のいちばんの予防になりますよ🌸
【停電編】いちばんの命綱は「温度」
災害時にいちばん怖いのが停電です。エアコン・ヒーター・保温ライトが止まると、室温が一気に動物にとって危険な温度になってしまいます。電気が使えない前提で、「温める手段」と「冷やす手段」の両方を用意しておきましょう。
寒いとき(冬・夜間)の保温
- 使い捨てカイロ・湯たんぽ:電気がなくても温められる定番。低温やけど防止に、必ずタオルで包んでケージの外側や一部に当てます(ケージ全体は温めず、暑ければ逃げられる「逃げ場」を残す)
- 毛布・タオルでケージを包む:保温力アップ。ただし全部をふさぐと酸欠になるので、空気の通り道は残して
- ペットヒーター用のモバイルバッテリー:USB式の保温グッズなら、大容量モバイルバッテリーで動かせます
暑いとき(夏)の冷却
- 保冷剤・凍らせたペットボトル:タオルで包んでケージの外側に。結露で濡れないように受け皿を
- 陶器プレート・大理石プレート:電気いらずでひんやり。普段から使い慣れさせておくと◎
- うちわ・乾電池式の小型扇風機:風を送って熱がこもるのを防ぐ。直接当て続けないように
長期間の停電に本気で備えるなら、ポータブル電源があると安心感が段違いです。エアコンは難しくても、保温ライトや小型ヒーター、扇風機くらいなら動かせます。スマホの充電もできるので、ひとつあると家全体の防災にも役立ちますよ。温度の感覚は季節ものとも共通するので、梅雨〜夏のジメジメ・暑さ対策の記事もあわせてどうぞ。
【備蓄・持ち出し編】用意しておきたいものリスト
いざというとき、サッと持ち出せるように「防災バッグ」をまとめておきましょう。人間用の備えとは別に、動物用のセットを作っておくのがおすすめです。
| 分類 | 用意しておくもの |
|---|---|
| 食べもの・水 | 普段のペレット・フード(最低1週間、できれば2週間分)/飲み水(ペットボトル)/おやつ少々 |
| 温度対策 | 使い捨てカイロ・湯たんぽ/保冷剤/毛布・タオル/モバイルバッテリー |
| 移動・住まい | キャリー(避難用の移動容器)/予備の床材・トイレ砂/ビニール袋・新聞紙 |
| 健康・衛生 | 常備薬・サプリ/ウェットティッシュ/消臭グッズ/使い慣れた巣材(ニオイで安心できる) |
| 情報 | 動物の写真/健康・通院メモ/かかりつけ病院の連絡先 |
とくに大事なのが「エサ」と「水」。前にもお伝えしたとおり、小動物用のフードは支援物資ではまず手に入りません。普段から少し多めにストックして、古いものから使う“ローリングストック”にしておくと、いざというとき切らさずにすみますよ。
もうひとつ忘れがちなのがキャリー(移動容器)に慣れさせておくこと。ふだん入ったことのない箱に急に入れられると、それだけで大きなストレスになります。普段から短時間ケージの近くに置いたり、おやつで誘って出入りさせたりして、「怖くない場所」にしておくと、いざというときスムーズです。
💡 店長より
写真とメモは、地味だけどすごく大事。もし離れ離れになったときの「迷子探し」に使えますし、避難先で別の人にお世話をお願いする場面でも、「何をどれくらい食べる子か」「持病やお薬はあるか」が書いてあると本当に助かります。スマホに1枚、紙にも1枚あると安心ですよ📝
在宅避難? 避難所? 「避難」の考え方
「避難」と聞くと避難所をイメージしますが、小動物の場合は必ずしも避難所がベストとは限りません。状況に合わせて選べるよう、考え方を知っておきましょう。
基本は「家が安全なら在宅避難」
環境省も、自宅の安全が確認できる場合は在宅避難(自宅で過ごす)を選択肢のひとつとしています。温度管理や慣れた環境という点で、小動物にとっては自宅がいちばん落ち着けることが多いんです。家具の固定や停電対策をしておけば、わざわざ慣れない避難所に移るより安全なケースもあります。
家が危険なときは「一緒に逃げる(同行避難)」
建物が倒壊する危険があるなど、自宅にいられないときは、ペットと一緒に避難する「同行避難」が原則です。これは、まず飼い主さん自身が安全に避難することが大前提。キャリーに入れて、防災バッグと一緒に持ち出せるようにしておきましょう。なお「同行避難」は“一緒に避難場所まで行く”ことで、避難所の中で一緒に過ごせるかどうか(同伴避難)は施設によって異なります。
避難所が小動物に向かないことも。事前確認を
避難所は人が多く、音やニオイ、温度の管理がむずかしい環境。小動物にとっては大きなストレスになりますし、そもそもペットの受け入れ可否は自治体・施設によってバラバラです。エキゾチックアニマルは特に受け入れが難しい場合もあります。だからこそ、平常時に次のことを確認しておきましょう。
- お住まいの自治体の避難所がペットを受け入れているか(ホームページや窓口で確認)
- 受け入れている場合の条件・ルール(ケージ必須、預かりスペースの有無など)
- 避難所が難しいときの第二の選択肢(親戚・知人宅、車中避難など)。ただし車中は夏冬の車内温度に十分注意
くわしい備えのポイントは、環境省のペットの災害対策(環境省)のページにもまとまっています。あわせて目を通しておくと安心ですよ。
動物別・防災のワンポイント
最後に、種類ごとに「ここは特に気をつけたい」というポイントを。基本の備えにプラスして意識してあげてくださいね。
ハリネズミ|寒さに弱い。とにかく保温
ハリネズミは寒さに弱く、室温が下がると「冬眠(仮死状態)」に入ってしまうことがあり、これは命に関わります。停電時の保温グッズ(カイロ・湯たんぽ)は必須。逆に夏は暑さにも弱いので、保冷の備えも忘れずに。丸まって冷たくなり動かないときは危険信号です。
デグー|パニックと暑さに注意
好奇心旺盛で動きが素早いデグーは、驚いたときの脱走スピードがピカイチ。扉のロックは念入りに。乾燥地帯出身で暑さに弱いので、夏の停電では保冷をしっかり。砂浴び用の砂を少し備えておくと、ストレス発散にも役立ちます。
フクロモモンガ|温度差と脱走に注意
フクモモは体温調節が苦手で、暑さにも寒さにも弱い子。停電時の温度キープが特に大事です。小さな隙間からするりと抜け出す名人なので、脱走対策は厳重に。普段使っているポーチ(寝袋)を持ち出し袋に入れておくと、ニオイで安心できます。
シマリス|寒さには強いが暑さは苦手
シマリスは寒さには比較的強いですが、暑さは苦手。夏の停電では保冷を優先しましょう。とても俊敏で警戒心が強いので、揺れで驚いて飛び出さないよう、ケージの固定と扉ロックをしっかりと。
セキセイインコ|エサの確保とパニック対策
鳥は環境の変化に敏感で、暗闇や大きな音でパニック(パニック飛行)を起こすことがあります。停電時は懐中電灯でいきなり照らさず、ケージを布で覆って落ち着ける空間を。普段のシード・ペレットの備蓄と、こぼれにくい給餌・給水容器も用意しておくと安心です。
まとめ・防災チェックリスト
小動物の防災は、「脱走させない家の対策」「停電に備えた温度の確保」「エサと情報の備蓄」の3本柱。むずかしく考えず、できることからひとつずつ始めれば大丈夫です。最後にチェックリストでおさらいしましょう。
- ケージを低く安定した場所に置き、必要なら家具・壁に固定した
- 扉・フタを結束バンドやナスカンでロックして脱走対策をした
- 停電に備えて「温める手段」と「冷やす手段」を両方そろえた
- 普段のエサ・水を最低1週間分(できれば2週間分)備蓄している
- キャリー(移動容器)に少しずつ慣れさせている
- 動物の写真・健康メモ・かかりつけ病院の連絡先をまとめた
- 自治体の避難所がペットを受け入れているか確認した
「備えあれば憂いなし」とはよく言ったもので、準備をしておくだけで気持ちがずいぶん軽くなります。我が家もこれを機に、防災バッグを見直してみようと思います🐾 「うちの子の場合どうしたら?」と迷うことがあれば、いつでも気軽に聞いてくださいね。










