シマリスを飼いたいけど「どんな動物なの?」「飼育が難しいって聞いたけど大丈夫?」と悩んでいませんか?
この記事では、シマリス飼育のすべてをまとめました。HAGU CAFEでたくさんの小動物たちと触れ合ってきた経験をもとに、初心者の方でも安心して飼育を始められるよう、わかりやすく解説していきますね。
この記事でわかること
それぞれの項目には、さらに詳しい解説ページへのリンクもありますので、気になるところからチェックしてみてくださいね。
シマリスの基本情報
シマリスってどんな動物?
シマリス(Tamias sibiricus)は、シベリアや中国・朝鮮半島などのユーラシア大陸に生息するリスの仲間です。日本の北海道には野生のエゾシマリスが暮らしていますが、ペットとして流通しているのはシベリアシマリスが中心です。
背中に走る5本の縦縞が特徴的で、くりっとした目と頬袋を持つ愛らしい外見が人気。小動物の中では珍しい昼行性で、朝から夕方にかけて活発に動き回ります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 体長 | 12〜19cm(尾を除く) |
| 尾長 | 8〜11.5cm |
| 体重 | 70〜120g |
| 寿命 | 6〜10年(飼育下) |
| 性格 | 警戒心が強い、縄張り意識が高い、単独行動 |
| 活動時間 | 昼行性(朝〜夕方に活発) |
| 原産地 | シベリア・中国・朝鮮半島など |
シマリスの魅力
- 昼間に活動するので観察しやすい:夜行性の動物と違い、日中の活発な動きを楽しめる
- 愛らしい外見:5本の縦縞、頬袋にえさを詰め込む姿、忙しなく動く様子が癒やし
- 慣れると手乗りも:根気よく付き合えば、手のひらに乗ったり食べ物を受け取ったりしてくれる
- 比較的長寿:適切な環境なら6〜10年、長い子では10年以上一緒にいられる
- においが少ない:ハムスターやフェレットと比べてにおいが控えめ
注意したいポイント
- 警戒心が強い:犬や猫のようにすぐなつくことはなく、慣れるまで時間がかかる
- タイガー期がある:秋になると冬眠準備で急に攻撃的になる時期がある(後述)
- 複数飼育は基本的に不可:縄張り意識が強く、同種同士でも喧嘩になりやすい
- 冬眠管理が必要:気温が下がると疑似冬眠に入るリスクがあり、温度管理が重要
- 診てもらえる病院が限られる:エキゾチックアニマル対応の動物病院を事前に探しておく必要がある
飼育環境
シマリスは上下に活発に動き回る動物。高さのあるケージに枝や止まり木を設置して、立体的に動ける環境を整えてあげることが大切です。
必要なもの一覧
| アイテム | ポイント |
|---|---|
| ケージ | 幅60cm×奥行40cm×高さ100cm以上。金属製で頑丈なもの |
| 巣箱 | 木製の通気性あるもの。就寝・貯食兼用 |
| 止まり木・枝 | 複数設置して上下運動を促す |
| 回し車 | 直径20cm以上、ソリッドタイプ(網目なし) |
| 給水ボトル | 150〜300mlの小動物用 |
| 食器 | 陶器製のひっくり返し防止タイプ |
| 温湿度計 | 20〜25℃、梅雨〜夏は除湿必須 |
温度管理のポイント
- 適温:20〜25℃
- 危険温度:10℃以下(疑似冬眠に入るリスクが高まる)
- 冬場:エアコン+ヒーターで20℃以上をキープ
- 夏場:エアコンで25℃以下に保ち、熱中症を予防
お迎え準備
費用の目安
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| 生体価格 | 15,000〜30,000円程度 |
| 飼育用品一式 | 20,000〜40,000円 |
| 初期費用合計 | 約40,000〜70,000円 |
| 項目 | 月額費用 |
|---|---|
| フード・おやつ | 2,000〜3,000円 |
| 消耗品(床材など) | 500〜1,000円 |
| 月々の合計 | 約2,500〜4,000円+電気代 |
食事と栄養
基本の食事
シマリスは雑食性。種子類を中心に、野菜・果物・昆虫もバランスよく食べます。野生では秋に大量の食料を巣に蓄える貯食行動が本能として備わっており、飼育下でも季節によって食欲や行動が大きく変わります。
| 種類 | 内容 | 割合の目安 |
|---|---|---|
| 主食 | シードミックス・専用ペレット | 約50% |
| 野菜・果物 | ブロッコリー・ニンジン・リンゴ・イチゴなど | 約30% |
| 動物性タンパク質 | ミルワーム・コオロギ・ゆで卵など | 約10〜20% |
与えてはいけない食べ物
- チョコレート・カフェイン → 中毒を起こす
- リンゴ・桃・サクランボの種 → 青酸配糖体が有害
- ネギ類(玉ねぎ・にんにく) → 溶血性貧血のリスク
- アボカド → ペルシン(毒素)が含まれる
- 塩分・油分の多い加工食品 → 消化器障害の原因に
健康管理
健康なシマリスのサイン
- 目がキラキラと輝いている
- 毛並みが整っていてツヤがある
- 活発に動き回っている
- 食欲があり、しっかり食べている
- 前歯が均等な長さで、左右対称
よくある病気
- 不正咬合:前歯が伸びすぎて口内を傷つける。かじり木の不足が原因になりやすい
- 歯根膿瘍:細菌が歯根に感染し顔が腫れる。早期受診が必要
- 皮膚糸状菌症:カビ感染による円形の脱毛。人にも感染する人獣共通感染症
- 腫瘍:5歳以上になると発生リスクが上がる。定期的な触診で早期発見を
なつき方・コミュニケーション
シマリスは野生の本能が強く残る動物。最初は人を天敵として警戒するため、ゆっくり時間をかけて信頼関係を築いていくことが大切です。
なつかせ方の基本ステップ
- まず存在に慣れさせる:お迎え後1〜2週間は触らず、声をかけるだけ
- 手からエサを与える:ケージ越しに好物を差し出し、手=安全と覚えさせる
- 自分から近づくのを待つ:追いかけない。向こうから来てくれるまで根気よく
- 放し飼いタイム:慣れてきたらケージを開けて部屋の中で自由に動かす
タイガー期とは?
秋(9〜11月頃)になると、冬眠の準備として縄張り意識と食料防衛本能が極限に高まり、急に攻撃的になる時期があります。これが「タイガー期」。普段は穏やかな子でも突然噛んでくることがあるので驚かないで。
タイガー期の対処法は「そっとしておく」こと。最低限の世話(エサ・水・掃除)だけ行い、春まで待ちましょう。
まとめ:シマリスとの幸せな生活のために
シマリスは、適切な環境と根気のある接し方をすれば、毎日の生活を豊かにしてくれるパートナーになります。
飼育成功の5つのカギ
- 温度管理を徹底する(20〜25℃をキープ、冬眠を予防)
- バランスのよい食事(種子類・野菜・タンパク質をバランスよく)
- 基本的に1匹飼い(縄張り意識が強いため、複数飼育は難しい)
- エキゾチック対応の動物病院を確保しておく
- タイガー期は無理に触らず、春を待つ
最初は警戒してケージの隅に隠れていた子が、少しずつ手の近くに来てくれるようになる瞬間。シマリス飼いならではの、じっくりと育てる喜びがここにあります。
HAGU CAFEからのメッセージ
HAGU CAFEでは、ハリネズミをはじめ、シマリスやデグーなど、たくさんの小動物たちと触れ合うことができます。
「シマリスを飼ってみたいけど、まずは触れ合ってみたい」という方は、ぜひ遊びに来てくださいね。あの愛らしい縦縞と、頬袋にえさを詰め込む仕草に、きっとメロメロになると思います。
この記事が、あなたとシマリスの素敵な出会いのきっかけになれば嬉しいです!



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